ふなばし能 熊坂
【入場料】 全席指定
S席
一般 | 3,000円 |
友の会 会員 | 2,600円 |
ペアチケット | 5,400円 |
A席
一般 | 2,500円 |
友の会 会員 | 2,200円 |
ペアチケット | 4,600円 |
高校生以下 | 500円 |
未就学児は入場できません。
チケット情報
チケット発売日
令和6年6月18日火曜日午前10時より
- 船橋市民文化創造館は翌日午前10時より
- 窓口販売・発券は翌日午前10時より
チケット取り扱い
船橋市民文化ホール
TEL:047-434-5555
※チケット受付時間(9:00~17:00/月曜休館)
船橋市民文化創造館(きららホール)
TEL:047-423-7261
※チケット受付時間(9:00~17:00/月の最終月曜休館)
番組
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ふなばし能
令和六年九月二十二日(日)午後三時三十分 始
於 船橋市民文化ホール
15:30-
お話
葛西 聖司
15:50-
能 熊坂
前シテ 僧/後シテ 松木 千俊
ワキ 旅僧 梅村 昌功
アイ 里人 高澤 祐介
後見 武田 祥照
武田 友志
大鼓 佃 良太郎
太鼓 大川 典良
小鼓 田邊 恭資
笛 斎藤 敦
地謡
松木 崇俊
武田 宗典
武田 崇史
清水 義也
髙梨 万里
馬野 正基
佐川 勝貴
武田 文志
付祝言
終了予定 午後五時
あらすじ
諸国を放浪する旅の僧(ワキ)が、京都から東国に向かう途中、美濃国青野ヶ原(岐阜県大垣市)を通りかかると、そこへ正体不明の僧(前シテ)が現れ、死者の弔いをしてほしいと頼まれます。旅僧は僧の住む庵まで案内され、中に入るとその異様さに気づきます。壁一面に武器が立て掛けてあるのです。不審に思い尋ねると、このあたりに出没する盗賊をこれで撃退するのだと説明します。
僧が旅僧に休むように言うやいなや、庵は跡形もなく消えて、気づけば旅僧は草原の中の松の木陰に座っていたのでした。旅僧は幻を見せられていたのです。
旅僧が呆然としているところへ青野ヶ原の里人(アイ)が現れます。里人は、昔この地で金売り吉次と牛若(のちの源義経)が泊っている宿に盗賊の熊坂長範一味が押し入り、牛若に討たれたことを物語ります。里人は旅僧に、熊坂の弔いをするように勧めて帰ります。
夜も更け、風が吹きすさぶ中、松の木陰で旅僧が弔っていると、熊坂長範の亡霊(後シテ)が現れ、吉次たちの宿に押し入り牛若と死闘を繰り広げたことを、なぎなたをふるいながら語ります。
やがて夜明けが訪れます。熊坂の亡霊は、旅僧に自信の供養を頼むと、姿を消してしまいました。
見どころ
能には「静」の面と「動」の面があり、「松風」や「井筒」などの優美な曲が「静」の面を代表しているとすれば、この「熊坂」は、速さ、強さといった「動」の面を代表する曲だといえます。
前シテは「直面(ひためん)」といって能面を着けずに演じます。シテとワキが同じ僧の扮装をしているのも珍しい光景です。
後シテの熊坂には「長霊癋見(ちょうれいべしみ)」という目を見開き口を一文字に結んだ、力感を湛えつつもどことなく愛嬌のある能面を用います。
この曲の眼目は何といっても熊坂の長刀をふるっての語りであり、所作の大きさ、長刀さばきの鮮やかさが見どころとなります。
語りの中では、自らの強さを誇って「宙に掴んで微塵になし」と鬼をつかんで投げ飛ばす所作や、「折妻戸を小楯に取って」と長刀を背に隠し、開き戸を楯にして牛若をうかがう所作が印象的です。
そして語り終わり、僧に弔いを頼んで静かに消えていくところは、それまで縦横無尽に動き回っていた分、かえって哀れさを感じさせます。
「熊坂」と同じ題材の曲に「烏帽子折」がありますが、こちらは「現在能」といって、熊坂も牛若も生きている人間として舞台に登場し(盗賊一味も大勢登場します)、芝居のチャンバラのように戦います。
能サポ(株式会社檜書店)より抜粋
出演者
解説・司会 葛西 聖司
- 古典芸能解説者
- 元NHKアナウンサー
シテ 松木 千俊
- 観世流能楽師
- 重要無形文化財総合指定保持者
アクセス
会場
船橋市民文化ホール
所在地:千葉県船橋市本町2-2-5
<交通のご案内>
- JR・東武 船橋駅より徒歩7分
- 京成船橋駅より徒歩5分
- 当ホールに駐車場はございません。
【主催】船橋市民文化ホール
お問い合わせ
船橋市民文化ホール(9:00~17:00|月曜休館)