錦木
今日は午前中は会田ボイスケアサロンで喉のメンテナンスをしました。午後は日曜の申し合わせのあと、自宅稽古でした。明日は華曄会で錦木のツレです。シテは大松氏です。
陸奥の狭布の里(きょうのさと)に赴いた旅の僧は、錦木を持った男と、細布を持った女に会います。女は人さらいに取られないように子供に着せていた細布(幅がせまいので胸会い難きというところから、かなわない恋の象徴とされました。)を話し、男は思う女の家の門に、色々つりさげたクリスマスツリーみたいな木(錦木)を毎日立てる風習について話します。また女がそれを取り入れず、3年も置き続けた男の話をし、その2人を埋めた錦塚(舞台に出てます)を案内したあと、塚に入ってしまいます。(実際はツレは後見座に行きます)。僧が読経をしていると、二人の亡霊が現れます。(シテは塚の中で装束を替えますが、ツレは替えません)男は3年間錦木を立て続けた様を再現します。ツレは作り物に入ったりします。しかし僧の回向に感謝し舞を舞い塚に消えます。世阿弥作の曲で、似た曲には女郎花(おみなめし)、船橋があります。このようにツレは大変重要な役です。明日はがんばります。
班女は明日が終わってから集中いたいと思っています。稽古はしてきましたので心配していません。これからお風呂に入ります。