研究会

 

昨日の研究会で西王母の前ツレを勤めました。唐織姿で、桃の持ち枝を持って出ます。一声という囃子で出ますが幕が上がり右足から出ます。(シテは左足から出ます。それ以外は通常は右から出ることになっております。)舞台中央に立居し、シテとの連吟があり、そのあとシテ一緒にワキの皇帝に桃の枝を献上します。(直接は渡しません)そのあと一度下に座し、シテの後について中入りします。

後は別のツレが出ます。昨日は武田宗典氏でした。

もう一番は関根知孝氏の鉢の木でした。私も地謡を謡わせていただきました。数年前檀の会で勤めさせていただきましたが、なかなか難しい曲でまたいつか勤めたいと思っています。ワキ北条時頼は人間国宝の宝生閑氏でしたが(私の時もお願い申し上げました)、ものすごくすばらしかったです。力みがないのに力強い謡。まさに名人芸です。実際に拝見しないとわかりません。あの雰囲気は。能の素晴らしさはここだといっても過言ではないと思います。改めて能が好きになりました。

明日は長野能の申し合わせです。紅葉狩のツレです。

今日は暖かかったですね。もう少しですね。この間咲き始めた雪割草がきれいでしたので、撮ってしまいました。ただこの花は雪割草ではないそうです。雪割草は高山植物で平地では育たないそうです。正式名を調べたいと思いますが、綺麗でさりげないところがいいですね。

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