二人静
18日に花影会で二人静のツレを勤めます。シテは静御前の幽霊、ツレは静御前の霊が乗り移る若菜摘み女です。ツレですが、シテといってもいいほど重要な役です。
今までシテを2回、ツレを1回勤めておりますが、今回はその集大成の気持ちで勤めたいと思っております。
この曲の特徴はシテと一緒に舞う、相舞(あいまい)です。面をかけているので隣の姿が見えません。二人で細かく約束をして合わせます。シンクロほどではありませんが、約束通りに舞えるよう稽古します。結構ストレスの溜まる役ではありますが出来る限り精一杯頑張ります。
この曲をシテの役として数えますと、今回が200番目になります。父は70番でしたから、本当に感慨深い気持ちです。皆様に感謝申し上げながら舞いたいと思います。