雛人形

今日は朝から最後の吉野天人の天人揃の合わせをしました。通常はシテ一人の曲ですが、天人揃の小書でツレが５人出て、一緒に舞います。午前中は武田修能館、お昼から国立能楽堂（本番が国立のため）に場所を移しました。面をかけますので、相手が見えません。細かく約束をしてそれをいかに実践するかが大変です。６人の意気が合わなければいけませんので、みなさん忙しいところを何度も集まって合わせました。明日申し合わせです。観世流にしかない曲でしかもこの小書です。ぴったりとあった天人揃になれるよう自分のやれることを全うしたいと思います。当日は明後日１７日です。明日は船橋の地謡が終わってから国立へ行きます。充実した１日になりそうです。

さて今日は午後日光の稽古の予定でしたが、日光が雪で大変だということで、来週に延期になりましたので、帰宅後子供たちと雛人形を出しました。（写真）正面上の扇は光琳梅模様です。先代太加志先生の喜寿のお祝いの扇です。２０年目のひな祭りです。あっという間にここまできました。感慨深い今年の雛人形です。