蝉丸

9日朋之会で蝉丸という曲の蝉丸を勤めます。

通常この曲のシテは蝉丸の姉宮の逆髪(さかがみ)ですが、今回替之型の小書(特殊演出)によりまして、二人ともシテの扱いになります。(逆髪 武田宗和氏)

逆髪は平成20年10月9日荒磯能、蝉丸は平成23年9月20日武田同門会で一度勤めております。蝉丸は今回で二度目です。

両役とも重要な役で、謡がとにかく難しいです。

二人とも天皇の御子ですから、品位がなくてはいけません。

宗和先生の芸に跳ね返されないように、精一杯しがみついてまいりたいと思います。

 

蝉丸” に対して2件のコメントがあります。

  1. S.T. より:

    蝉丸。感動いたしました。仕事柄、目の見えない方と触れ合うのですが、そういう方々を彷彿とさせられ、逆髪との出会いを喜び別れを惜しむ気持ちがとても伝わって、私にとって思い出に残るお能になりました。
    善界も迫力があって、とっても心に残る、充実した一日になりました。ありがとうございます。

    1. 千俊 より:

      ありがとうございました。
      父は晩年目が見えませんでした。そのことも頭をよぎりました。

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