美術館めぐり

おはようございます。昨日は久しぶりの休日でしたので、美術館めぐりをしました。

まず井の頭線駒場東大前の日本民藝館に行きました。観世能楽堂のそばにこんなすばらしいところがあるとは思いませんでした。創設者柳宗悦氏が日本やアジアの絵画や陶磁器などを収集し、展示されています。昨日は朝鮮時代の絵画が数多く展示されていました。広く知られている方の作品でない芸術品(それを民藝と呼ぶそうです)を取り上げてきた意気込みには頭が下がる思いがしました。特に感動しましたのは、大井戸茶碗 銘 山伏といわれている朝鮮陶磁の茶碗でした。武者小路千家旧蔵品で1953年宗悦が入手しました。家内が生前武者小路千家を習っておりましたこともあり、特別なおもいで見ました。昨日は西館といわれている自宅も公開されていました。とてもよかったです。ところで宗悦氏のことをたまたま今夜教育テレビ 日曜美術館で放送されるそうです。放送される前でラッキーでした。

その後目黒の東京都庭園美術館に行きました。皇帝の愛したガラスというタイトルで、国立エルミタール美術館所蔵品のガラスや磁器などが多数展示されていました。民藝館とはまるで違う作風が興味深かったです。庭園も素敵でしたが、暑かったので写真だけ撮りました。上から二枚目三枚目の写真です。

昨日は他に行く予定はなかったのですが、付近を歩いていましたら松岡美術館という看板が見えましたので入りました。石仏やエジプトのピラミッドの棺など多数展示されていて、とても面白かったです。人も少なく穴場スポットだと思いました。

その後は根岸の豆腐料理 笹の雪に行きました。ここの豆腐は素朴な味でで時々行きます。八月から忙しかったのでほっとできた休日になりました。

美術館めぐり” に対して1件のコメントがあります。

  1. インスブルック より:

    駒場→白金→根岸とは欲張りなコースですね。
    御本人の写真があるのはどなたかご同行がいらしたかと。

    井戸茶碗は有名な作品ですが、展覧会では高台や見込みの景色がなかなか拝見しづらいのが難儀なところですね。

    白金のロマノフコレクションは、私も寸暇を塗って行きました。

    ヴェネチア、ボヘミア、フランス、どちらのガラスも大作、名作は皇帝を夢中にさせる魅力に溢れておりましたが、エマイユで色付けした物、皇帝の工房ならではの限られた用途のデカンタ、また、ヴェネチアレッドの大杯の台座の細工が美しく、印象的でした。

    そのまま庭園美術館のカフェで質素な御飯物などいただいておりましたら、夕立の大雨になり、
    「どうやって病院に戻ろうか?」

    と思案に暮れつつ、堂々と遅刻して戻りました。

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