白楽天
昨日は国立能楽堂で下平氏の演能会でした。満員の盛会で、素晴らしかったです。私は下平氏の隅田川の地謡と、白楽天の仕舞を舞わせていただきました。シテは老体の住吉の明神で、日本に来たワキの白楽天を神風により唐に追い返してしまうという曲です。日本礼賛の祝言曲です。今回は写真の扇を使いました。これは昭和47年観世能楽堂の舞台披きに出されたものです。亀甲総模様に鳳凰があしらわれています。素敵な扇で大事にしております。
さて隅田川は私も来年檀の会で勤めます。檀の会で以前勤めておりますが、来年は亡くなった家内の7回忌にあたり、供養の気持ちを込めて舞うつもりです。来年は私の独立25周年記念に当たりもう1番 張良という曲を勤めます。詳しくはまた後程させていただきますのでお楽しみに。初演の時は子方が崇俊でした。今回は師匠のお孫様の章志さんです。悲劇の名曲です。しっかり稽古してまいりたいとおもっております。
明日は観世能楽堂で浅見重好氏の素人会の後、会員の関口夫妻の御令嬢の披露宴があり、謡を謡います。その後博多へ行きます。日曜は武田宗和氏の素人会です。毎年伺わせて頂き感謝申し上げております。月曜に帰宅予定です。