清経
来月の観世会の定期能で清経を勤めます。
今回は替之形の小書付きです。
清経のシテは先月佐渡で勤めましたが、それまでに一度しか勤めておらず、今回で3回目です。
世阿弥作修羅物の名作で
シテの清経、ツレ妻、ワキ家臣粟津三郎が登場します。
あらすじは省略させていただきますが、3人のそれぞれの心理がとても素晴らしく表現されております。
シテの見せどころは自身が入水自殺するまでを舞うところです。清経の葛藤をどう表現するか、
毎日試行錯誤しております。当日までたくさんのことを考えて、精一杯勤めたいと思っております。