子方卒業
昨日花影会で武田先生のお孫様の章志さんが望月の子方を勤められましたが、この子方で子方卒業になりました。
中学1年生になられました。すっかり男の子から青年になられました。
私の子方最後の曲は鞍馬天狗の牛若でした(シテは父)。
身長が父を超えていまして、どっちがシテかわからなかったといわれたことを覚えております。この日は鉄道すべてがストで、お客様がごくわずかで、二重に忘れることのできない特別な日でした。
崇俊の子方卒業は平成15年3月19日研究会の海士でした(シテ浅見重好氏)。
子方を卒業ということはこれからは大人としての能楽師の道に進むか、進まないか、人生のなかでとても大事な時期になります。
章志さんが立派な能楽師になられる事、心よりお祈り申し上げております。