坂城薪能
金曜に坂城薪能の会場に行きました写真が一番下です。雨が降ったりやんだりで、シートがかけられていました。雨天用の舞台の設定もできておりました。ただ夕方6時ごろからは雨も上がり、子供達とリハーサルを行いました。絶対明日はここでやりたい。みんなそうおもいました。夜は心配で寝られませんでした。
当日土曜の天気は午前中は晴れですが、6時ごろは雨の予定。やはり雨男の本領発揮か。やはりだめか。朝の会場は写真の通り、とても良い天気で夜降るなんて信じられませんでした。最終の判断は3時。とにかく奇跡を祈るだけでした。
でも本当に奇跡が起きたのです。関係者全員の気持ちが通じたか、くもりにもならず日がさんさんと出ておりました。気象庁の予報も6時頃は限りなく降らないとのことでした。ものすごく暑かったですが、全く気にならなかったです。涙が出そうでした。
出演者の方は写真の味ロッジというところでお休みいただきました。名物のおしぼりうどん(ねずみ大根という辛味大根のしぼり汁で食べます)などを食べていただきました。
チケットは千枚以上でておりまして、完売でしたが、晴れた場合は当日券を百枚出す予定でした。当日券待ちの方が、午前中から並んでいて2時頃にはものすごい行列で驚きました。途中で雨が降らないことを願うのみでした。
5時開演。町長様、実行委員長のご挨拶のあと、いよいよ子どたちの鶴亀の仕舞、謡です。19人みんながんばりました。今回の薪能開催の目的の一つでしたので、一生懸命な姿は感動しました。また終わった後子供達全員から、先生ありがとうございましたと言われた時、涙が出ました。一月から頑張ってきて本当によかったです。
そのあと地元在住の刀工宮入小左衛門行平氏による奉納鍛錬、仕舞、野村萬斎氏による狂言 樋の酒、能 小鍛冶。雨の心配もなく無事に済みました。
観客は1300人。3年かけてここまできた達成感は言葉にならないほどうれしいです。また多くの関係者の皆様のご協力がなければ実現できませんでした。本当に感謝申し上げております。それにしてもよく晴れてくれました。ちなみにその時間 近くの松代、長野は雨だったそうです。奇跡ってあるんですね。
27日は素晴らしい舞台を有難う御座いました。3年越しの薪能の成功は、先生と先生のご指導による地元の皆様方の力が一つになった賜だと感激、小鍛治の舞を観ながら胸が熱くなりました。舞台、会場設営ご指導大変でしたでしょうお疲れが残りませぬように御身お大事に。私達も子供達に指導できるようになればと願って居ます。
本当におめでとうございました。このブログを読みながら、私も涙が出ました。皆様の気持ちのお陰ですね。原点である小鍛治を舞われて、まさに心身ともに良い日であったと思います。お疲れが残りませんようお身体お大切にされてください。また、お子様方のご成功もおめでとうございます。総理大臣が誰なのと今の日本は落ち着きませんが、日本伝統文化に興味をもたれる心豊かな社会になってほしいものと願うばかりです。
昨日今日はほっとして力がぬけたみたいになっております。少し休みたいです。ありがとうございました。