松能会

今日はいよいよ松能会当日です。台風が心配されましたが、晴れてくれました(雨男なので心配でした)。コンディションは良好です。あとは私の舞台の内容ですね。

今日舞台に松の立木(造木)を出しますが、国立能楽堂所有のものを拝借します。本物っぽいですよ。

今回も文化庁の芸術文化振興基金助成事業の支援をいただきまして、満員の皆様の前で舞える幸せを感じます。

ところで昨日の朝日新聞の朝刊一面2020東京五輪の記事ご覧になられましたでしょうか。

前回の東京オリンピックは敗戦から脱却し誇りを取り戻すためでしたが、今回は成熟がキーワードであると書かれています。量より質が大事であると。

今までの日本は芸術のようなソフト面を重要視してきませんでした。文化大臣がいないこと、文化省でなく、文科省の一部の文化庁であること見ても明らかです。国家予算の文化予算の割合は他国に比べてもかなり低いです。(以前署名運動をしましたが取り上げられませんでした)

先日も申し上げましたが、日本人の素晴らしい考え方を芸術を通してもっと発信するべきだと思います。

そのためにも我々能楽師は能楽を世界中の方々にいかに知っていただけるかを模索していく努力が必要だと思います。私なりにアイデアがあるので自分のできることを地道にやっていきたいと思います。

とにかく今日は羽衣の天人になりたいと思います。

なお来年の檀の会のプログラムが出来ました。近日中にご覧いただけるように掲載させていただきます。お楽しみに。

今日の羽衣のご感想お待ち申し上げております。

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