景清

今日は研究会当日でした。武田宗和氏の景清、観世芳伸氏の善界でした。私の今日の役は景清の地謡でした。シテの気合はもとより、地頭は岡氏。亀井忠雄先生との気合のぶつかり合いはすごいものでした。ご一緒できることが能楽師でよかったと思える一時です。幸せを感じました。この曲は俊寛と同じ現在物で、謡が重要です。今まで多くの景清を拝見しました。素謡での父のツレを始め、先代武田太加志先生、師匠、先代の御分家、大槻文蔵氏、浅見真州氏の舞台が特に頭に残っています。皆さんご自分の景清でした。昨年12月俊寛を勤めさせて頂いたとき、師匠から自分の謡をうたえと強く言われたことが中々できませんが、そのことを肝にめいじて、いつか私の景清を勤めたいと思います。

今度の松能会で、師匠に景清の仕舞を舞っていただきます。この仕舞はとても難しいので、あまり出ませんが、今回特別にお受けいただき感謝申し上げております。是非ご覧いただきたいと思います。

自分が勤める班女のことは明日以降にさせていただきます。おやすみなさい

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